別府市民に愛される「とり天」がおいしい店４選
大分名物として有名なとり天。実は、わたしの住んでいる大分県中津市の周辺では、とり天はほとんど食べられていません。とり天は日出町（ひじまち）から南の郷土料理です。中津市のある県北部は、から揚げをよく食べます。
とり天の人気店としてよく紹介されるのが、別府の「レストラン東洋軒」です。東洋軒はとり天発祥の店といわれています。東洋軒は別府駅から車で15分ぐらいの場所に本店があります。トキハ（大分ローカルの百貨店）別府店のフードコートにも、東洋軒が出店しています。テレビや雑誌でもよくとりあげられるので、本店の前にはいつも車の列ができています。
・・・しかし、東洋軒は地元民から不人気なんです。わたしは以前、別府に住んでいましたが、地元で東洋軒をひいきにしている人は聞いたことがありません。不評の理由はおもに３つみたいです。
- とり天は大分で昔から食べられている家庭料理なので、「とり天発祥の店」というキャッチコピーが反感を買っている
- そもそもとり天ではない
- 混みすぎ
わたしもフードコートで東洋軒のとり天を食べたとき、②を強く感じました。
東洋軒のとり天は、一言でいうとクドいです。普通のとり天は、塩とニンニクのシンプルな下味が特徴です。あっさりしているので、スナック菓子のようにサクサクモリモリ食べ進められます。しかし東洋軒のとり天は、あれこれいろんな味を付けすぎて、さっぱり感が全然ないのです。衣も重い印象をうけました。
①もいろんなところで耳にしました。「とり天の発祥なんて言ったもん勝ちよねぇ、うちも何かの発祥の店を名乗ろうかしら？」というのが、別府民の心象のようです。
３は言わずもがなでしょう。
では、本場のとり天が食べられるお店はどこなのでしょうか？地元民に人気のとり天が食べられるお店をご紹介しましょう！
レストラン リボン
レストランリボンは、別府駅から車で１５分ぐらいの石垣西にある、創業５０年以上の老舗レストランです。地元産の食材をつかった、こだわりの料理に定評があります。一番人気のとり天定食は、さっぱりとした鶏肉にフワフワの衣をまとった「これぞ大分のとり天！」。
リボンのとり天は量がめちゃくちゃ多いです。でも、サッパリしているので、見た目以上にたくさん食べられると思います。食べる量に自信がない人には、とり天丼もオススメです。
民芸茶屋 味蔵（あじくら）
民芸茶屋味蔵は、別府駅から車で15分ぐらいの石垣東にある郷土料理店です。木立にかこまれた、隠れ家のようなお店です。
味蔵のとり天は、鶏肉本来の味が楽しめる絶品です。
味蔵の人気の秘密は、おいしいだけでなくコスパも最高なところ。平日限定の「お昼のサービス定食」は、白米おかわり無料です。さらに＋100円で、白米をとりめしに変更できます！（平日限定・先着順・おかわり無し）。みそ汁と茶碗蒸しもついて750円は、味蔵だけのお得価格でしょう。
ランチタイムは混雑するので、なるべく早い時間に行くのがオススメです。
別府交通センター内 竹のレストランちくし
宇和島運輸フェリーやさんふらわあの乗り場近くにある「別府交通センター」。屋根のうえの「吉四六」と、国道沿いにある「港駅」の看板が目印です。
別府交通センターは、レストランや土産物屋などが入った総合施設です。建物は古いですが、みやげもの売り場は別府最大級！ランチのついでにおみやげを買うのにも便利です。別府交通センター1階の「竹のレストランちくし」は、朝８時から営業しているので、ランチだけでなくモーニングにもオススメ。
竹のレストランちくしは、とり天やだんご汁、りゅうきゅうなど大分の郷土料理を味わえるお店です。外観は、観光地によくある地味なレストラン。でも、料理ははずれがないと地元の人からも評判いいんですよ。
とり天だけでなく、アジの開きやタコ天も人気です。ごはん大盛りにすると、昔話みたいなごはんが出てきます。愛想のいい店員さんも雰囲気Good👌
交通センターでおみやげを買うなら、職場でくばる系土産のオススメ記事をどうぞ！
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https://inakabu.com/?p=1656別府甘味茶屋
別府甘味茶屋は別府八湯のひとつ、鉄輪温泉のちかくにあるレストランです。もとは甘味処だったので、食事だけでなくスイーツのメニューも充実しています。
甘味茶屋のとり天は、肉も衣もふんわり。だんご汁も人気です。知り合いの主婦の人は、甘味茶屋の味を目標に家で料理をしていると言っていました。
おしゃれな外観で、観光客からも人気です。駐車場がせまいので、ランチタイムは注意。
さいごに
今回は、観光のついでに立ち寄りやすい、超メジャー級のお店ばかりをご紹介しています。本場のとり天をぜひ食べてみてください！
