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プールみたいなアブラ臭の名湯!「いんない余(あまり)温泉」

2023年10月13日

宇佐の内陸に位置する院内エリアは、田園地帯が広がるのどかな里山です。歴史ある石橋群や西椎屋の滝など、景勝地も数多く、オオサンショウウオの生息地としても知られます。

院内には日帰り温泉がいくつかあります。別府や由布院にくらべ知名度は低いですが、個性的な温泉が多いのが特徴!いんない余温泉もその一つです。

いんない余温泉は、道の駅いんないから車で10分ほどのところにあります。国道387号線沿いに看板が出ているので、ナビがなくても大丈夫です。

周囲は見渡す限り山と農地。お店も観光地もありません。何かのついでに立ち寄る機会はほぼ無い立地です。それでも駐車場には遠方からの車がよく停まっています。

営業時間:4月〜9月 12:00〜21:00/10月〜3月 12:00〜20:00

定休日:水曜日

料金は市外300円、小中学生は150円。めちゃくちゃ良心価格なんですが、余温泉のパンフレット持参でなんと100円になります!

このパンフレットは人からもらったものなで、どこで手に入るのか分かりません…道の駅いんないあたりに置いてあると思います。たぶん。


受付の建物の奥に立派な屋根付きの階段があります。下に見えるのが浴室の建物です。つっかけに履き替えて移動します。

お風呂は男女別の内湯と露天が一つずつ。家族湯はありません。

ドーム型の木造の建物の真ん中に湯船があり、壁で男女に分かれています。内湯は42度ぐらいで少し熱めですが、建物の天井が高いので息苦しさはありません。

いんない余温泉の泉質はナトリウムー塩化物泉。しかし浴室に入ると強い刺激臭が…

例えるなら、石油のような?

余温泉はモール泉なのです。モール泉とは、化石化した植物が温泉に溶け出したものです。しかし、モール泉は温泉法で明確な定義がないため、泉質として表記できません。そのため分析表などではただの「塩化物泉」となってしまいます。石油と成り立ちが似ているので、同じようなニオイがするのでしょう。

南関東に多い「黒湯」もモール泉です。余温泉のお湯は透明ですが、心なしかうっすらと茶色っぽいように感じます。

露天風呂は子供用のプールのような大きさです。しかも湯温は約30度。夏場でも肌寒いぐらいです。

熱めの内湯と交互浴で1時間以上は余裕で入っていられます。

冬場も露天はこの温度なんだそうです。汗だくになるまで内湯で温まって、サウナの水風呂のような感じで外の温泉に入るんだとか。気持ちよさそうですが、院内は冬場の積雪や路面凍結が日常的な地域です。寒冷地の運転に不慣れな人はやめておいたほうがいと思います。

いんない余温泉

所在地: 〒872-0459 大分県宇佐市 院内町上余160

電話: 0978-42-7048

営業時間:4月〜9月 12:00〜21:00/10月〜3月 12:00〜20:00

定休日:水曜日