別府の混浴秘湯「ヘビん湯」女性が行くときの注意点
別府には、浜脇温泉 · 別府温泉 · 亀川温泉 · 鉄輪温泉 · 観海寺温泉 · 堀田温泉 · 柴石温泉 · 明礬温泉の、8つの温泉地がありあます。
別府で一番の高台にあるのが明礬（みょうばん）温泉です。明礬の温泉街からさらに山の中に入ると、ヘビん湯とよばれる野湯があります。
ヘビん湯までのルートは、未舗装ですがきれいに整地されています。しかし所々ものすごく荒れている場所があるので、運転に自信のないわたしは、一人で行けませんでした。今回は夫の運転なので安心です。
一人で来られなかった理由はそれだけではありません。実はこのあたり、秘湯めぐりをしていた女性が殺害される事件がおこった場所なのです。別府秘湯女性看護師強盗殺人事件として全国ニュースになったので、覚えている人も多いと思います。
事件がおこったのは、ヘビん湯のすこし上にある「鍋山の湯」という野湯です。鍋山の湯はバリケードで封鎖され、今は入ることができません。
ヘビん湯へのルートにも監視カメラが設置され、セキュリティが強化されました。それでも、人気のない山中なので、女ひとりでは危険です。
ヘビん湯は谷におりた場所にあるので、車道からは全く見えません。人気のない山中に突然、車が何台も停まっている場所があるので、なんとなくここかな？という感じで分かるかと思います。
川沿いに岩風呂がいくつか並んでいます。湯船はそれぞれ４〜５人ぐらい入れる大きさです。温泉は上の湯船から下の湯船に順番におちていく仕組みです。川上の湯船は少し熱めの42度ぐらい。下に行くにしたがってぬるくなっていきます。この日は初夏の陽気だったので、一番下の湯船に人が集中していました。
日曜日ということもあり、かなりたくさん人がいます。しかも全員男性。
ヘビん湯はお湯が透明なので、女性は湯浴み着がないと入りにくいと思います。
最近は湯浴み着が義務になっている混浴もあります。九州では、熊本の地獄温泉すずめの湯が水着着用ですね。温泉めぐりをするなら、湯浴み着は持っておきたいところです。
バスタオル巻きはやめたほうがいいです。バスタオル巻きには、こんなデメリットがあります。
- 湯船から出ると濡れたタオルが体に張りついて寒い
- 体のラインがあらわになる
- はだけやすい
- 濡れたタオルを持ち帰るのが面倒
- 湯が汚れるので、バスタオル巻きを禁止している温泉もある
湯浴み着はこちらの商品を購入しました。
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湯浴み着を選ぶときのポイント
こちらの商品の優れている点は、生地が不織布なのと、胸元のギャザーです。ちょうど乳首のあたりに大きなギャザーがありますね。このギャザーとゴワゴワした素材のおかげで、濡れても胸の形が分かりにくいのです。胴体のふんわりしたシルエットも、体型をかくすのに最適です。
「造りが安っぽい」とのレビューがありますが、実際に温泉で使ったことがない人の意見でしょう。安い素材だからこそ、体のラインをかくすことができるのです。
不織布は水はけがいいので、体に張り付きにくいだけでなく、持って帰るときも楽。値段もお手頃です。
ヘビん湯は、野湯としてはかなりキレイに清掃されています。女性用更衣室もあるので、温泉までのルートと、混浴という点がクリアできれば、女性にも入りやすい温泉だと思います。
ヘビん湯に行ってみたいという女性は、なるべく男性についてきてもらってください。それがむつかしい場合は、人の多い昼間が安全です。車は車高が低くない小さめのものがオススメ。
ヘビん湯までのルートからは、別府の町と別府湾、高崎山が一望できます。この景色を見るだけでも行く価値アリ！